『ウエスト・サイド物語』と 1961年 第34回アカデミー賞 第19回ゴールデングローブ賞

ウエスト・サイド物語

公開:1961年
監督:ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス


あらすじ

舞台はニューヨークのウエストサイド。不良少年グループである、白人系のジェット団とプエルトリコ系のシャーク団は一触即発の状況にあった。

そんな中、ダンスパーティーで出会った二人、マリア(ナタリー・ウッド)はシャーク団の首領ベルナルド (ジョージ・チャキリス)の妹であり、トニー(リチャード・ベイマー)はジェット団の首領リフ(ラス・タンブリン)の親友だった。

しかし、ジェット団とシャーク団はついにぶつかってしまった。マリアの必死の願いにトニーは両者の間に飛びこんで行ったが、血気にはやる彼らはトニーの言葉に耳をかそうとしな かった。

そしてリフはベルナルドに刺されて死んだ。親友リフの死に我を忘れたトニーはベルナルドを殺してしまった。ベルナルドの恋人アニタ(リタ・モレ ノ)に責められてもトニーを忘れられないマリアは、トニーの高飛びに同意する。

シャーク団のひとりチノはベルナルドの仇を打とうとトニーをつけ狙い、警察の手ものびてくる。アニタはマリアの愛の深さを知り、トニーと連絡をとるために街へ出ていくがジェット団に倒された怒りからマリアはチノに殺されたと言ってしまう。絶望して夜の町へ飛び出したトニーの前へ拳銃を構えたチノが現れた。急を聞いて来たマリアの腕の中で、トニーは絶命するのだった。




第34回アカデミー賞

作品賞: 『ウエスト・サイド物語』
監督賞: ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンス - 『ウエスト・サイド物語』
主演男優賞: マクシミリアン・シェル - 『ニュールンベルグ裁判』
主演女優賞: ソフィア・ローレン - 『ふたりの女』
助演男優賞: ジョージ・チャキリス - 『ウエスト・サイド物語』
助演女優賞: リタ・モレノ - 『ウエスト・サイド物語』


第19回ゴールデングローブ賞

作品賞(ドラマ) 『ナバロンの要塞』
作品賞(ミュージカル・コメディ) 『ウエストサイド物語』
監督賞 スタンリー・クレイマー
主演男優賞(ドラマ) マクシミリアン・シェル
主演女優賞(ドラマ) ジェラルディン・ペイジ
主演男優賞(ミュージカル・コメディ) グレン・フォード
主演女優賞(ミュージカル・コメディ) ロザリンド・ラッセル


アカデミー賞10部門受賞、ブロードウェイミュージカルの映画化によって大成功を収めたのが『ウエスト・サイド物語』。
シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を元に描かれています。

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