『マイ・フェア・レディ』と1964年 第37回アカデミー賞 第22回ゴールデングローブ賞

マイ・フェア・レディ

公開:1964年
監督:ジョージ・キューカー
原作:ジョージ・バーナード・ショウ
出演:オードリー・ヘプバーン
上映時間:170分

あらすじ

主人公は花売りのイライザ(オードリー・ヘップバーン)。寒さが残る三月の風の中で、彼女は声をはりあげて売り歩いていた。ある夜、ヒギンス博士(レックス・ハリソン)に言葉の訛りを指摘され、それがきっかけで博士の家に住み込むことになった。

だが、今までの苦労よりももっと苦しい難行を強いられた。何度も同じ言葉を録音するのだ。博士の家に同居するピカリング大佐は親切で優しい。


それから4カ月。イライザは美しき貴婦人として社交界へデビューした。 アスコット競馬場。イライザの美しさは群を抜き、名うてのプレイボーイ、フレディでさえが彼女につきまといはじめた。陰で彼女を見守る博士とピカリングは気が気ではなかった。彼女の正体がばれたら、貴族侮辱罪で社交界から追放されるだろう。

彼女は誰にも気づかれずうまくやっていた。ところが各馬がゴール寸前になって興奮のあまり、つい地を出してしまった。だが素性はばれずに済み、その後の大使館のパーティでは完全なレディになっていた。

その夜、イライザは博士とピカリングの話を立ち聞きして驚き、怒った。自分は博士の実験台にすぎなかったのだ。彼女は思わず邸を飛び出した。博士はイライザの不在に淋しさを感じ、彼女を愛する心を意識した。

録音器の訛りの多い声を静かに聞きながら心を痛めていたとき、ふとその録音器が止まった。そこには涙を浮かべたイライザが立っていたのだった。


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第37回アカデミー賞

作品賞: 『マイ・フェア・レディ』
監督賞: ジョージ・キューカー - 『マイ・フェア・レディ』
主演男優賞: レックス・ハリソン - 『マイ・フェア・レディ』
主演女優賞: ジュリー・アンドリュース - 『メリー・ポピンズ』
助演男優賞: ピーター・ユスティノフ - 『トプカピ』
助演女優賞: リラ・ケドロヴァ - 『その男ゾルバ』

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第22回ゴールデングローブ賞

作品賞(ドラマ) 『ベケット』
作品賞(ミュージカル・コメディ) 『マイ・フェア・レディ』
監督賞 ジョージ・キューカー
主演男優賞(ドラマ) ピーター・オトゥール
主演女優賞(ドラマ) アン・バンクロフト
主演男優賞(ミュージカル・コメディ) レックス・ハリソン
主演女優賞(ミュージカル・コメディ) ジュリー・アンドリュース


作品賞は『マイ・フェア・レディ』 が受賞。オードリー・ヘプバーンは、ローマの休日以来、オスカーにはなかなか縁がないですね。

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